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血管はこのような構造をしている 

 血液の通り道となるのが血管ですが、血管には動脈と静脈の二種類があります。動脈は細胞に栄養と酸素を運び、静脈は二酸化炭素と老廃物を受け取って心臓に戻ります。このように、同じ血液の通路でもその役割は異なりますが、その構造は基本的に同じで、動脈も静脈も三つの層から成り立っています。

 一番外側の層は外膜で、伸縮性があり、交へいかつきん感神経と摸しています。中膜は平滑筋細胞とだんせいせんい弾性線経からなり、血管に弾力性を与えています。一番内側の内皮細胞は、運搬される栄養などが血液から血管壁へ移動するのを抑制する働きがあります。

 しかしドロドロの状態になった血液は内皮細胞を傷つけ、傷つけられた部分にコレステロールが入り込んで血管の壁にたまります。すると血管は硬くなって弾力性を失い、もろくなります。動脈がこのような状態になるのが「動脈硬化」です。

全身に栄養や酸素を運ぶ重要な役割 

 血液は心臓から送り出されると、動脈を通って全身の細胞組織に栄養と酸素を運びます。そして二酸化炭素と老廃物を受け取ると、今度は静脈を適って心臓を経て肺に送られます。ここで、酸素をいっぱい取り込んできれいな血液になったら、また心臓に戻っていきます。

 このように、血液は栄養や酸素を体中に運搬するという重要な役割を果たしているのです。ですから、血液がサラサラとスムーズに流れれば、栄養と酸素が全身の細胞に十分に供給されます。

 ところが、血液の粘度が高くドロドロの状態だと、血管を傷つけたり、血液が流れにくくなったり、詰まったりして、体のあちこちに障害が起きます。

 また、血液をサラサラにして血液の流れをよくすることが、血管の若さを保つ上でたいへん重要です。それが、健康を維持する大きなカギになります。

質のよい睡眠を得るためのポイント 

 質のよい睡眠を取ることが大切であると説明しましたが、現代社会は不眠症に悩む人が大勢います。しかし、生活習慣を見直すことで、質のよい眠りを引き出すことは可能です。それにはいくつかのポイントがあります。

○毎日決まった時刻に寝起きする

 私たちは体内に生体時計(体内時計) をもっていて、昼夜のリズムに合わせて活動と休息のリズムをつくっています。寝る時間や起きる時間がバラバラだと、睡眠のリズムが乱れて寝付きが悪くなったり、熟睡できなくなってしまいます。リズムを乱さないためには、毎日一定の時間に寝起きを繰り返すことが大切です。特に、起きる時刻が重要です。多少寝るのが遅くなっても、毎朝同じ時刻に起き
るようにしましょう。

○目覚めたら、陽の光を浴びる

 一日が二四時間なのに対して、体内時計は約二五時間がベースになっています。この一時間のズレは、太陽を浴びることによってリセットされます。光を浴びることによって、視神経が刺激されて体内時計が朝の訪れをキャッチするのです。寝付きが悪い人は、朝散歩するなどして太陽を浴びるとよいでしょう。

○眠る環境を整える

 睡眠は、それを取り巻く環境にも影響されます。なかには、いつでもどこでもすぐ眠れるという人もいるようですが、寝室の照明の度合い、湿度や温度、騒音などによっては眠りが妨げられることも多々あります。自分に適した環境づくりをすることも快適な睡眠を得るための大切な要素といえるでしょう。
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